横隔膜の“バキューム”で投げる

軸足股関節の引き込み
骨盤の前方移動
横隔膜のバキュームが立ち上がる
背中へとウェーブが伝わる
ウェーブが胸郭の捩れへと上向きに伝搬する
胸郭の捩れがそのまま腕へ“乗り込む”ように流れる
テークバックは「作る」のではなく“起こる”

腕は “振るもの” ではなく、
身体内部の圧と捩れの連鎖に “自然に乗ってくるもの”

の感覚を横隔膜のエクササイズで気づいたのでメモとして残す。

以下は経験と簡単な流れをまとめた

目次

なぜ「腕を振る」だけでは球速が伸びないのか

球速やキレを上げるために、腕を強く振ろうとする選手は多いです。
しかし、実際には以下のような悩みが生まれます。

  • 力むのにスピードが伸びない
  • フォームがバラつく
  • 試合だと再現できない

これは「腕だけで投げようとしている」ためです。

投球は、腕だけの動作ではありません。

人間の体は「内側の力の連動」で動きます。
腕はその「流れに乗る」部分にすぎません。

投球は「内側の圧の変化」によって生まれる

速い球を投げるピッチャーは、共通して次の状態にあります。

腕を振っているのではなく「体の内側の力の流れに腕が乗っている」。

この「内側の力の流れ」を作る中心になるのが

横隔膜の「バキューム(吸い上げるような動き)」 です。

横隔膜のバキュームとは何か

横隔膜は呼吸の筋肉として知られていますが、
投球では「内圧(体の中の圧力)」を作り出す役割があります。

  • 息を吸う → 横隔膜が下がり、体幹内部に“空間”ができる
  • その空間に向かって、胸郭・背中・骨盤が連動して動き出す

このとき、体の内部で 波(ウェーブ) のような動きが生まれます。

これが 投球動作の真のスタート です。

投球動作の始点は「軸足の股関節」

始まりは、腕でも上半身でもありません。

右投げの場合 → 左足(軸足)の股関節の引き込み
ここからすべてが始まります。

投球の連動(シークエンス)

  1. 軸足側の股関節が「引き込まれる」
  2. 骨盤が前方へスライドする
  3. 同時に横隔膜が“吸い上がる(バキューム)”
  4. 背中にウェーブが伝わる
  5. ウェーブが胸郭の「捩れ」へと変換される
  6. その捩れが腕に自然に流れ、テークバックは「勝手に起こる」

腕は振らない。腕は“流れる”。

まとめ

  • 投球は「腕を振る」動作ではない
  • 始まりは 軸足股関節 → 骨盤 → 横隔膜 の流れ
  • 横隔膜のバキュームが 背中 → 胸郭 → 腕 へ連動を生む
  • テークバックは作るものではなく「自然に起こる」

つまり、投球は 内側の流れを使う動作 です。

フォームは外側から直すのではなく、
身体内部の連動から整えていくことで、自然に洗練されます。

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