About 「がんばる」ことが、動きを遠ざけていた

プロフィール

はじめまして、フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー/理学療法士の田中 努です。

私は小中高と、ソフトボール、軟式野球、そして硬式野球とずっと野球を続けてきました。
チームの仲間には、肘や腰の痛みを抱えながら、なかなか復帰できない選手も多く、
「どうすれば彼らは、再びグランドに戻れるのか?」という問いが、
私を理学療法の道へと導くきっかけになりました。

「筋トレしているのに、なぜか動けなくなる」違和感

高校時代は、筋力トレーニングに没頭し、ベンチプレスでは120kgをセットで上げるまでになりました。
けれども不思議なことに、野球におけるパフォーマンスはむしろ下がっていったのです。
打率も落ち、「自分が下手なだけだ」と思っていたあの頃の違和感は、
ずっと私の中に残っていました。

当然、今の科学的なトレーニングとは程遠い、限りなく自己流ではあります

臨床に出て感じた「筋トレだけでは届かない世界」

理学療法士として臨床に出てからも、
腰痛や膝痛の患者さんに対して、「筋力をつけましょう」という指導を行っていました。
同時に、私自身も筋トレを続けながら、なぜか自分の腰痛が繰り返されるようになっていったのです。

「自分でも腰が痛くなるのに、ご高齢の患者さんがどれほどの筋力をつければいいのだろう?」
そんな疑問が、静かに私の中で大きくなっていきました。

身体の答えは「筋力」ではなく「脳の働き」だった

数年が経ち、その疑問を抱えたまま私は、
少しずつ「筋肉」ではなく「脳の機能」や「神経系の働き」に注目するようになります。

そんなときに出会ったのが、フェルデンクライスメソッドでした。

フェルデンクライスメソッドは、
「がんばらない動きの中で、動ける身体を育てる方法」

はじめてこのメソッドに触れたとき、衝撃でした。
・一切、無理をしない
・ただ、小さく、ゆっくりと動いてみる
・なのに、動きが変わり、痛みが変わり、呼吸まで変わっていく

それまで「筋力で補うこと」に頼っていた自分にとって、
この方法はまるで身体との対話を思い出させてくれるような時間でした。

私が大切にしていること

このメソッドを通して、
「なぜ痛みが出るのか」
「なぜ思うように動けなくなるのか」
といった身体からの問いに、力ではなく“気づき”で応えていく方法を伝えていきたいと思っています。

年齢や体力に関係なく、
誰にでも、今の身体のまま取り組めること。
そして、小さな発見が、やがて大きな変化になること。

そんな経験を、必要な人に届けられたらと願っています。

所属・資格など

田中 努

スタジオ☆フェルデンクライス 代表
理学療法士/フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー/フィシオエナジェティック・インストラクター

学校法人岩永学園 こころ医療福祉専門学校 理学療法科 非常勤講師
長崎県立小浜高校・長崎県立長崎西高校 野球部 ムーブメントコーチ・コンディショニングトレーナー

神経系の可塑性や運動学習の仕組みに基づき、
「がんばる動き」ではなく「無理なく効率的に動ける身体」への導きを大切にしています。
動作の適応性と再現性を高める指導を重視しています。

体験レッスン・定期クラスのご案内

このメソッドを体験してみたい方は、ぜひ一度レッスンにご参加ください。
「こんな動き方ができるんだ」と感じられる、新しい発見の時間になるはずです。

→【体験レッスン・スケジュールはこちら】

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