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レッグレイズのやり方
「もっと腹筋鍛えないとダメですよね?」そう言った高校球児に、私はこう返しました。「いや、その力みを手放す練習をしてみようか。」 えっt! レッグレイズは“観察する動き”にもなる 一般的にレッグレイズは、腹筋や股関節を鍛えるエクササイズとして知... -
レッグレイズから見た “反り腰”の本質 ── 腰を守るための3つの視点
肩が痛いです」そう言った高校球児の体を見たとき、肩ではなく腰の緊張が真っ先に目に飛び込んできた。 始まりは「肩の痛み」だった ある日、指導している高校野球部の選手が、「最近肩が重くて、投げるとき少し痛い」と相談にきました。 肩まわりの筋肉や... -
なぜ「拳を緩く握る」のか?
感覚と動きの“対話”を取り戻す はじめに 「もっと力を抜いて」「リラックスして」と言われても、具体的にどうすればいいか分からない…そんな経験ありませんか? 実は、“拳を軽く握るだけ”で、身体全体が自然にゆるむという方法があります。今回は、リハビ... -
守備や打撃の違和感は“視覚×前庭系”が原因だった?
──下手くそになった自分の経験から読み解く神経的ズレ きっかけ:なんとなく「おかしい」と思っていた 年のせいなのか? めちゃくちゃ下手になっている(泣) まあ、学生の頃も決して上手くはなかったけど、それにしても下手くそすぎるくらい上手くできな... -
目の機能が野球肘に関係しているかどうか?
──その見極めと感覚的理解 きっかけは、フォームの“違和感”から ピッチャーの投球フォームを見ていて、「トップ以降、急に詰まる」「リリースで力む」「視線が一瞬ブレている」など、 本人も気づいていない“違和感”を感じることがある。 そんなとき、自分... -
― 拳立てプッシュアップの意味 ―
〜ただの腕立て伏せではない、“プレーにつながる”身体づくり〜 今回は、日々のトレーニングの中でも特に「意味がある」と私が考えている“拳立てプッシュアップ”について、なぜやっているのか・どこに意識を置くべきかを書きます。 このプッシュアップは「... -
投球前後に働く“神経の2チーム”──ピッチングを支える見えない力
はじめに ピッチャーのフォーム改善や痛みの改善に取り組む中で、ずっと感じてきた違和感── 「筋力や柔軟性の問題ではないのに、投球動作がどこか不自然になる」 「技術的な修正だけでは届かない感覚の詰まり」 そんな違和感の正体は、もしかすると“神経の... -
視覚(Vision)・VORと投球動作フェーズを神経系から見てみた
はじめに 日々、選手との関わりや学びの中で、「視覚」と「VOR(前庭動眼反射)」の重要性を改めて感じることが多くなってきた。 特に野球動作(投球)においては、トップ以前と以後で明らかに神経制御の質が変わる印象がある。 そこで今回、自分の頭の中... -
下半身ローディングとは何か?
—— トップを導く“準備動作”としての本質的理解 はじめに 野球やその他の回旋系スポーツにおいて、よく使われる言葉のひとつに「ローディング」がある。ただ、この言葉は選手や指導者によって解釈や使い方に幅がある。特に「下半身ローディング」という概念... -
ローディング期が“最適解”を導く
—— 意識的にコントロールできる“最後の時間”としての意味 はじめに 最近、軸足でのローディング(片足支持)とトップ形成の関係を考える中で、改めて**「トップは作るものではなく、結果として自然に現れるもの」**という理解が自分の中で深まった。 その...