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守備や打撃の違和感は“視覚×前庭系”が原因だった?
──下手くそになった自分の経験から読み解く神経的ズレ きっかけ:なんとなく「おかしい」と思っていた 年のせいなのか? めちゃくちゃ下手になっている(泣) まあ、学生の頃も決して上手くはなかったけど、それにしても下手くそすぎるくらい上手くできな... -
目の機能が野球肘に関係しているかどうか?
──その見極めと感覚的理解 きっかけは、フォームの“違和感”から ピッチャーの投球フォームを見ていて、「トップ以降、急に詰まる」「リリースで力む」「視線が一瞬ブレている」など、 本人も気づいていない“違和感”を感じることがある。 そんなとき、自分... -
― 拳立てプッシュアップの意味 ―
〜ただの腕立て伏せではない、“プレーにつながる”身体づくり〜 今回は、日々のトレーニングの中でも特に「意味がある」と私が考えている“拳立てプッシュアップ”について、なぜやっているのか・どこに意識を置くべきかを書きます。 このプッシュアップは「... -
投球前後に働く“神経の2チーム”──ピッチングを支える見えない力
はじめに ピッチャーのフォーム改善や痛みの改善に取り組む中で、ずっと感じてきた違和感── 「筋力や柔軟性の問題ではないのに、投球動作がどこか不自然になる」 「技術的な修正だけでは届かない感覚の詰まり」 そんな違和感の正体は、もしかすると“神経の... -
視覚(Vision)・VORと投球動作フェーズを神経系から見てみた
はじめに 日々、選手との関わりや学びの中で、「視覚」と「VOR(前庭動眼反射)」の重要性を改めて感じることが多くなってきた。 特に野球動作(投球)においては、トップ以前と以後で明らかに神経制御の質が変わる印象がある。 そこで今回、自分の頭の中... -
下半身ローディングとは何か?
—— トップを導く“準備動作”としての本質的理解 はじめに 野球やその他の回旋系スポーツにおいて、よく使われる言葉のひとつに「ローディング」がある。ただ、この言葉は選手や指導者によって解釈や使い方に幅がある。特に「下半身ローディング」という概念... -
ローディング期が“最適解”を導く
—— 意識的にコントロールできる“最後の時間”としての意味 はじめに 最近、軸足でのローディング(片足支持)とトップ形成の関係を考える中で、改めて**「トップは作るものではなく、結果として自然に現れるもの」**という理解が自分の中で深まった。 その... -
「適応的最適解」と「レジリエンス」について
はじめに 最近の現場や対話の中で、「レジリエンス(回復力)」という言葉と、自分が大事にしている「適応的最適解」という概念がどう違うのかをあらためて整理したいと思った。 どちらも「変化にどう対応するか」という点では共通しているが、対象や方向... -
「適応的最適解」って
はじめに 「適応的最適解(adaptive optimal solution)」という考え方について、最近特に重要だと再認識している。これは単なるフォームや技術の話ではなく、その場の状況に応じて“今”自分にとって最も適した動き・判断を選ぶ能力のこと。 「適応的最適解... -
トップは“作る”ものではなく、“現れる”もの
トップは“作る”ものではなく、“現れる”もの 投球動作におけるトップは、確かにフォームの中で重要なポジションですが、それは「ここに腕を持ってくれば正解」という決まった型ではありません。 トップとは、**正しいステップ、体幹の動き、腕の遅れ(タイ...