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慢性痛は“神経の迷子”かも!
はじめに:原因の見えない“痛み”の正体 筋肉をほぐしても、関節を調整しても、なぜかぶり返す痛み。 「慢性痛」の多くは、筋や骨だけでなく、神経系の“過緊張ループ”によって引き起こされている可能性があります。 そのループの出発点として近年注目されて... -
見える・動けるをつなぐ──視覚統合トレーニングの評価法と変化の見取り方
なぜ評価が必要か? 第6回では、「目・頭・体幹の分離と再統合」の実践方法を紹介しました。 ただ、トレーニングの効果を“実感”としてだけで終わらせず、 明確に変化を「観察・記録・判断」することが、介入の質を大きく高めます。 そこで今回は、視覚と動... -
視覚神経を“鍛える”とは何をするのか?
視覚機能は鍛えられるのか? 前回までで、視覚には「見る力」以上の複雑な神経制御があることを書きました。 では、それを“どうトレーニングするか”? 「視覚神経を鍛える」というと抽象的ですが、実際は「目的に応じた神経経路を再学習・再連携させること... -
視覚は“見る”だけじゃない──パフォーマンスを支える4つの視覚系統と神経の役割
きっかけ:視力は良いのに、動作がズレる? 選手の中には「視力は問題ないのに、なんだかボールが見えていないような動き」をする人がいる。 捕球でグラブの中に当たらない スイングのタイミングが妙に遅れる パスの受け取りで動き出しがズレる こうした違... -
投球に生きる“流れ”を掴む道具|インディアンクラブと抜重
はじめに ピッチングにおける「抜重」は、下半身や骨盤だけでなく、上半身・特に肩や腕の動きにも深く関係しています。 最近、私自身が実践・指導の中で非常に効果を感じているのが、「インディアンクラブ(Indian Club)」を使った上肢の抜重トレーニング... -
投球動作における抜重
はじめに 「抜重」という言葉を初めて耳にしたのは、20年以上前、介護技術の講習会に参加していた時のことでした。ドイツから来た講師の方が、実技中に何度も何かを強調して話していて、それを通訳の方が「抜重」と訳していました。正直そのときは、意味も... -
投球前後に働く“神経の2チーム”──ピッチングを支える見えない力
はじめに ピッチャーのフォーム改善や痛みの改善に取り組む中で、ずっと感じてきた違和感── 「筋力や柔軟性の問題ではないのに、投球動作がどこか不自然になる」 「技術的な修正だけでは届かない感覚の詰まり」 そんな違和感の正体は、もしかすると“神経の... -
下半身ローディングとは何か?
—— トップを導く“準備動作”としての本質的理解 はじめに 野球やその他の回旋系スポーツにおいて、よく使われる言葉のひとつに「ローディング」がある。ただ、この言葉は選手や指導者によって解釈や使い方に幅がある。特に「下半身ローディング」という概念... -
トップは“作る”ものではなく、“現れる”もの
トップは“作る”ものではなく、“現れる”もの 投球動作におけるトップは、確かにフォームの中で重要なポジションですが、それは「ここに腕を持ってくれば正解」という決まった型ではありません。 トップとは、**正しいステップ、体幹の動き、腕の遅れ(タイ...
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